御三家に行きたい!2022中学受験 息子の記録

四谷大塚&SS麻布から、小6の11月にSAPIX一本化に切り替え、麻布中合格を目指す息子の記録です。

熱湯かけるって、、、

三歳の男の子がシャワーの熱湯をかけられて
亡くなった事件。胸をえぐられる思いです。
そのニュースについて息子と話していた時、
息子が「一体どうやって育ったらそんなことができるんだろうね、、」
とポツリと言いました。
私も、
「本当に、かわいそう。熱湯かけるなんて、
 小さい子になんて絶対無理だし、
 たとえ虫にでもできることじゃないよね。」
と、カブトムシやチョウをイメージした「虫」のことを言ったつもり
でしたが、息子に
「は?!何言ってんの?ママ、アタマジラミに熱湯かけてたじゃん!」
とはるか5年以上前のことを持ち出されて
閉口してしまいました。


確かにあの時は、取ったアタマジラミの成虫をなんとかせねばと
ネットで調べた退治方法で駆除することに夢中でした。
「残酷すぎる」と言いたかった例えを間違ってしまいました。。


そういえば、「52ヘルツのくじらたち」という本を読んだとき
お話に登場する虐待されている男の子は
母親に「ムシ」と呼ばれていたことを思い出しました。
犯人の男にとって、「彼女の子供」はそういう存在だったのかと
思うと、せつなすぎます。
母親の友人が帰ろうとすると、必死で一緒に靴を履いて
友人についていこうとしていたそうですが、
母親に甘えたい盛りの3歳児が、家にいたがらず
自分にできる限りの、現状からの脱出を考えるなんて
胸が締め付けられます。


家庭で「人として」の倫理観が育まれない境遇で育つ人が一定数いるとしたら、
学校の道徳の授業、いじめや差別がテーマになることが多いけど、
中学生ぐらいになったら、虐待やDVについてもとりあげていく
必要があるように思います。